ジョブ・カード作成のためのキャリア・コンサルティングを行っていて、いつも感じることですが、必ずと言って
いいほど、このような発言が聞かれます。
『ルーティンワークばかりでたいしたことしていません』
『この歳ですから・・・』
『転職回数が多くて・・・』
気持ちはよくわかります。
私も自分で自分のやってきたことを自信満々に語ったりできないですし、仕事もナガシでしたからね。
でも!
ジョブ・カードは、直ちに転職の際に応募先に提出することは少ないですが、履歴書や職務経歴書につながって
いくものです。
第三者に己を知ってもらうためのものですから、ここで遠慮はいけません。
なので、ポジティブに考えていただけるよう、次のようにお話しします。
⇒ルーティンでもただ漫然と暮らしていたわけではないはずです。
その仕事に就いた時と離れたとき(もしくは今)の自分を比べたら、何か変わっていませんか?
その変化ってあなたの成長ではありませんか?
⇒歳をとったということは、年月の積み重ねによる経験があるはずです。
確かに自分が手を動かし、成果を上げるという時代は過ぎたかもしれません。
でも、これまでに得た経験を組織や社会の中で若い方に伝えることはできませんか?
年を経れば役割は変わるんです。
⇒転職の理由は必ず聞かれます。その時に自分なりのストーリー、できてますか?
それを見出すには、辞めた理由も重要ですが、そこに入った理由も思い出してください。
数多くある仕事や会社がある中で、そこを選んだ理由って何でしたか?共通項はありませんか?
もちろん、実際には通勤が便利だったとか、時間が適当だったとか、お給料が良かったとか、平たい理由は
あるでしょう。
でも、もっと、もっと掘り下げると、その条件と”その仕事”でやろうと思った気持ちがあるはずです。
あなたの人生はそうやって、あなた自身の選択によって出来てきました。
転職活動をするときは、書類の面でも面接の場面でも、あなた自身のことを語ることになります。
その内容が間違っているとかいないとか、誰も言えませんよね。
むしろ説得力をもって話せるか、が重要です。
コンサルティングの場面ではいろいろ悩んで、気になることは口に出していただいて。
さぁ、いざ語るときは自信をもって語れるように。
そんなお手伝いができるといいな、と思っています。
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