STAP細胞のニュースが流れた時、気持ちが高揚して一文書こうかな、とブログを書きかけておりました。
半年前の日付の下書きを発見(苦笑)。
新しい発見、新しいタイプの研究者(といっても、女性女性と騒ぎ立てる方向性はどうかと思いますが)で
わくわくしたのは私だけではないはずです。
それが一転して今の騒ぎ。
多少なりとも研究所に居た身としては、不用意な論文を公表することが全く信じられません。
私ですら、文章を仕上げるときはいつも緊張して、何度も読み返すものです。
それってチェック体制がどうとかという問題より、自分と仕事に対する矜持の問題ではないでしょうか。
当事者、組織の体制・・・様々事情があるかと思いますので、部外者が勝手なことを申し上げることは
控えたとして。
培ってきた信用が失われるのは一瞬のこと、それでも信用を取り戻すためには、やっぱりコツコツ積み上げる
しかないのではないかと思います。
その方法は、それぞれの職業の在り様によりますよね。
研究の世界なら、証拠を積み上げて仮説を立証すること。
でも、実は労使のトラブルを目の当たりにしていると、ここでも”証拠”の重要性が増していることを感じます。
「そんなつもりではなかった・・・」という発言はよくあるのですが、「そんなつもり」を証明するのも、否定するのも
客観的にはとても難しいのです。
従って、ちょっとしたメモでもいいので、やり取りや状況を記録しておいてください、とお願いしています。
世知辛いことではありますが、お互いのみならず、第三者も納得するためには、客観的に認められるものが
必要です。
ぜひとも説得力のある証拠を並べていただいて、そうして、また、希望あふれるニュースが聞けるのを期待して
います。
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