キャリア・コンサルティング技能検定2級を受験しました。
試験の内容は、学科試験と実技(論述および面接)試験で、キャリア・コンサルタントとしての
熟練度を問われます。
ほとほと、”試験は通過点”というのを痛感しました。
ここでの実技試験は、職業を中心とした悩みを持つ相談者に対し、キャリア・コンサルティング
面接を行うのですが、やればやるほど、考えれば考えるほど、自分の未熟さを思い知り、赤面の
いたりです。
キャリア・コンサルティングでは、「受容」「共感」をもってお話を聴くことが重要です。
しかし、これがなかなか難しい。ついつい自分の考えが頭をよぎり、相談者の心情や考えに
対し、意見してしまいそうになります。
これをしてしまうと相談者に不信感を与え、解決への道が閉ざされてしまいます。
キャリア・コンサルタントは、自分が思う道を指し示すのではなく、相談者自身に真の問題点に
気付いていただき、それをスタートとして寄り添って進んでいかなくてはならないものだ、と
私は捉えています。
自分と価値観や環境の異なる相手を「本当に」理解する、なんておこがましいことは
出来ません。
でも、お互いに違っているが故に、新しい発見がありますよね。
職業相談に限らず、日常のいろいろな場面で有り得ることです。
「一期一会」という言葉が素敵な響きを持っているのもだからこそ、です。
・・・と、受験にあたりこの仕事の奥の深さを実感したわけですが、さて、結果はいかに。
試験の目的は様々ですが、合格と不合格では次への扉が異なりますので、やっぱり
受かっておきたいなぁ~と思うのです・・・。
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